春はゆる〜く。

3月3日
今日は雛祭り。

スタジオのサロンでは毎年恒例、雛人形(親王飾り)が飾られています。
数週間前からヨガレッスンの際に生徒さんがその存在に気付くと
「やばい。うちも早く出さなきゃっ」そんなセリフが断トツ多いのです。

年明けから節分、バレンタインデーと行事が過ぎ、
ついつい忘れてしまう人形飾り。
中には「ここの雛人形が可愛いので自分のは飾らず、毎年眺めて楽しんでいます」
というスタジオの雛人形ファンな方も。

日本の昔からの式たりは慌ただしい現代にはなかなか難しいもの。
焦らず、「無理な時は無理」とゆる〜く
今の状況を受け入れてみてもいいのではないでしょうか?
出さないとなんちゃらと、色々とジンクスはありますが
それを気にして焦っていては心は豊かになりません。

春は緩みが大切な時期。
女性の体で例えてみるなら整理中といった感じで
心と体は今、ゆったり過ごすことを一番必要としています。
なぜ緩みが必要なのか?
それは春が排泄期(デトックス期)だから。

皆さんはトイレで排泄する時、まずは心も体も緩めますよね?
人間にとってうまく排泄するには、まず緩みが必要。
そして、排泄しないと老廃物や毒素など、余計なものが体に残ったままに。
体に入ってきたものに対して不必要なものは外に出す、
こうして様々なものが循環しながら生きています。

思考も同じで、入ってきた情報を全て受け取っていると
そのうち頭がパンパンに。
一旦リラックスすることでいらないものに気付き「まいっか」となる。
あれもこれもと求める前に、まずは緩めて、余計なものを排泄して
また新たなスペースを作り新しいものを入れていく。これが循環。

緩みは自分からの許可。
自分に厳しいといつまでたっても緩めることは出来ません。
自分に厳しい時は大抵、周りにも厳しいものです。
周りに厳しいから自分がも緩められないのかも知れません。
緩めて、今の自分に不必要なものを手放せた時、
新たな空間が生まれ、そこに新しい何かが入って来ることでしょう。
それはきっと、柔らかな笑顔と共に…。

春…
「まいっか」と緩んだ後
新たに手にした「何か」を大切に。

お雛様、今度はひな祭りが終わった瞬間に
「あ〜片付けなきゃ〜」とならず
しばらく飾っておいても大丈夫。
ゆる〜く参りましょう。

スタジオの雛人形はちゃんと片付けますけど。w

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