ご縁を結ぶ旅

週末…
島根県の出雲と松江に行ってきました。

出雲といえば出雲大社、そして温泉。
私にとってここは初めての場所。
ご縁があればいつかは行ってみたい。そんな場所でした。
でも、「行ってみたい」ではいつまでも行けず
「よし、行こう」と決めた結果、今回ご縁を結ぶ形に。

「ご縁」
この言葉はモノ・ヒト・コト・バショ
それらと結ばれるきっかけを意味し
縁の前に「ご」が付けられるのは感謝の表れ。

日常の何気ないことでも
全てが当たり前ではなく、ご縁あってのこと。
運命をもし変えられるのだとしたら
「縁」を意識し、行動することで結ばれ
きっとその先の未来に
「ご縁」という感謝の気持ちで満たされる自分と
出会えるのかも知れません。

飛行機約1時間半
「出雲縁結び空港」へ到着。

空港からすぐに出雲大社に向かい
大鳥居を見上げた時「なんて温かく心地いい空気感」
「今、なぜかここにいる」そんな不思議な感覚。

出雲大社は「縁結びの神様」とも言われ
参拝者には良縁(恋愛の)を求める若い女性同士が目立ちます。

「良縁」

そう、一般的に縁は良いもの悪いものと分けられ
神社にはもちろん良縁を求める人で溢れます。
縁と言っても恋愛だけでなく仕事や嬉しい出来事など願いは様々。

でももしかすると、善と悪、表裏一体のこの世の中で
悪と出会うことは決して悪いことばかりではなく
良いことを知るきっかけとなる。
そういう意味では悪縁も人生の中には必要なこと。
悪縁の中にある心の気付きや人生の学びを得られれば
本当は縁に善も悪もないのでは?とも思うのです。

「この縁を結ぶのか結ばないのか」
私たちは時にそんな選択肢と直面し、思い悩むのかも知れません。
縁を切る側だとしたら、思い悩み最終的にどちらを選んだにせよ
きっとそれが今の自分にとって最良の結果。
縁を切られた側も、全ては自分の起こした結果。

「因縁生起」という言葉があるように
「因」とは結果を起こさせる原因、「縁」とは条件
因と縁が関係し、あらゆる出来事が成り立っているという意味。

縁によって今の関わりがあり
その関わりを良くも悪くもするのは自分自身。

ここで少し話を戻すと
「縁結び」と「良縁祈願」は違うようです。
縁結びは特定の人と結ばれたいと願うこと。
良縁祈願は良い出会いを願うこと。
なので、「良い人と出会えますように!」と出雲大社で願っても
ちょっとそれは違うよ。と神様に言われてしまうのかも知れませんね。

出雲大社は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
つまり大黒様が祀られている神社。
大黒様は福の神・商売の神・金運の神様として人気の神様。
この神社に10月は全国の神様が集まって会議をするとされ
その期間は他の場所に神様が不在となってしまうため
10月を神奈月(かんなつき)と呼ぶのだそう。

初めての出雲大社詣り
私にとっては今あるご縁や努力してきた結果に対し、
今の自分に感謝の気持ち以外何もありませんでした。
基本的に神社ではいつもお願い事ではなく感謝の気持ちを伝える私は
同じようにここでも伝えることができて本当に良かったと思っています。

「縁結び」という意味では
先日結びたいと願っていたことが、なんと帰宅後に叶ってしまいました。
(おお〜びっくり)

もちろん努力あってこそ。
これこそが、縁を結びたいと努力した結果。
「因縁生起=縁起」として
縁があり、結ぶ努力をし
そこから良いことに繋がるのだと改めて実感。

「物事は全て繋がり成り立っている」
縁を結び・繋がり・バランス良く引き合える
そんなご縁をこの先も大切にしたいと思います。


【旅の道中のご縁たち】


出雲大社で頂いてきた「縁結びの糸」
この糸をどこかに結んだり
縫い糸にしたりすると良いご縁があるとのこと。
分け与えるように書かれているので
欲しい方はお声がけください(どうぞ遠慮なくw)


境内の長い道


ひょっこり現れた人懐っこく可愛い一羽の鳥。
酉年だけに…縁起いいかも!?


出雲大社、紙門通り。色々なお店が立ち並ぶ。


日本酒が美味しいので昼間からついつい。


出雲と言ったら「出雲そば」
丸い器に入った割子蕎麦は色々楽しめて美味しく頂けます。


今回の宿泊地は「玉造温泉」にある
「星野リゾート:界出雲」


お部屋のお風呂で玉造温泉美肌の湯にたっぷり浸かりました。
(美肌になったかは別として(^^;;)
なんと島根県人は全国で美肌ナンバー1なのだとか。


色鮮やかなお食事。やっぱり和食は美味しい美しい。


雅楽も楽しみました。
演目は「ヤマタノオロチ」


翌日は「松江」へ。
松江城の周りを船でのんびり周遊。


松江と言ったら小泉八雲。
こちらは私が所属するギリシャ協会でご縁を頂いた
小泉八雲の曾孫である小泉凡さんが館長を務められています。
とっても素敵な場所にありました。


小泉八雲記念館の隣にある
「八雲庵」というお蕎麦屋さん。
中に入るとお庭があってこちらもいい雰囲気。


鴨南蛮がとっても美味しい!おすすめです。
(もちろんまた日本酒も頂きましたw)


丸いオブジェ。丸くて大きな物体を見つけると
ついつい抱き付いてみたくなる。
(のは…私だけ!?)


今回の旅、自分へのお土産はスタバの出雲限定マグカップ。
「縁結びの神様」な出雲大社にちなみ、「繋がり」をコンセプトとしたマグカップ。
そのコンセプトを表現するため、マグカップを重ねることができるのが特長なんです。
出雲らしく”めのう”をイメージして作られ、柄の付き方が一つ一つ違い
「開けた時のご縁を大切にして下さいね」と、スタバスタッフの方。
開けた瞬間、色柄が素敵で一目惚れ♡
このご縁、大切にします。(割らないように…)

 

以上
2017 春 出雲・松江の旅でした。

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