未来予想

秋と言えば運動会。

秋晴れの中、我が子の運動会へ参加。数日前の天気予報では雨マークでしたが、有り難くも予報は外れ運動会日和となりました。

これだけ科学が発達した現代でも未来予測は難しい…占いや予言と言うスピリチュアルな分野でも絶対はありません。未来は誰にも予測不可能。

ヨガのレッスンの際にもよくお伝えしています。明日の不安、未来への不安は手放し、起きてしまった現実と向き合う心。その心こそが未来を明るく変えて行く。未来は自分の手の中にあるのです…と。

未来への不安は、自分自身がより良い未来へと変えて行きたいと言う想いが逆に『ああなったらどうしよう』『こうなるかも知れない』と勝手に悪い方向へ未来イメージを作っています。でも、それは言い換えてみると『ああなりたい』『こうなりたい』と自らが悪い方向へと意識を向けて進んでいるのと同じこと。

例えば…よく晴れた日の朝、今日は1日屋外にいる。家を出る時にふと『こんなに晴れているけれど、雨が降ったらどうしよう…』と、不安になり折り畳み傘を持って行く。結果、夕方雨が降ってきたので持っていた傘をさす。この時の自分の気持ちは一瞬『やった!傘を持っていて正解!ラッキー』となりませんか?元々は雨が嫌だったのに、なぜか雨が降ってきた事に喜びの様な気持ちがある自分。それは、頭の中で描いた不安が実現され、一瞬頭の中が喜んでいるのです。逆に雨が降らなかったら『せっかく傘を持ってきたのに無意味だった』と残念がる。せっかく晴れているのになぜ気持ちが沈むのでしょうか…

このように私達人間の頭の中は考えた事を実現させようと行動に起こします。それが自分にとって良いことでも悪い事でも頭の中はお構い無し。ご主人様の想いに合わせてそこにエネルギーを使います。晴れて欲しいと願うなら、晴れた時の自分をイメージし、
例え外出して数時間で雨が降ってきたとしても数時間晴れていた事を喜び、そしてまた雨も楽しむ。そんな状況の変化に前向きに対処できる心の余裕が明るい過去の思い出となり、明るい未来へと繋がる。そう思いませんか?

運動会シーズン、皆さんビデオ撮影や写真撮影に燃えています(笑)
将来、子供が大きくなったら見せてあげたいと言う想い…。素敵ですね。
ところが、そんな想いから新しくカメラを買い、カメラへの意識が強くなり『思い出を残したい』から、『もしうまく撮れなかったらどうしよう』と言う不安に変わり『絶対にちゃんと残さなきゃ』に変わってしまいがち。でも絶対にうまく撮れる保証はどこにもないのです。うっかり電源を入れ忘れた、故障したなどを想定し過ぎて家族皆でカメラを構える光景。よく見かけます(笑)

子供達の目線からはカメラを構えた険しい表情の家族が見えています。絶対ではない機械よりも、私達の目。私達の目を通し、心の中へ…そこには無限のアルバムが広がっています。
笑顔で、家族の温かい表情を子供達へ贈ってみませんか?それが子供達の目に映り、嬉しさが倍増するのです。

もちろん今回、私も我が子の運動会にて写真撮影をしました。ただ、今までより写真は少なく、自分の目でしっかりと光景を焼き付け笑顔を沢山贈りました。心の中に温かい嬉しい思い出が一杯です。かけっこで一番にはなれなかったけど、親子の競技で最後にくれたメッセージ…そこには『ママ好き。宝物だから』と書いてありました。私から最高のピカピカ金メダルをあげたいと思います。来年も素敵な運動会になりますように…。明るい未来を描きながら。

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