どんな空の下

週末
関東で朝から激しく強く降り続いた雨は
その日の夕方にはピタリと止み
外に出る足元は軽やかになった。

さっきまでは神の怒りか?と思うほどの
雷や地面に激しく打ちつけていた雨風が
嘘のようにカラッと上がり
夕焼けに染まる西の空と反対側には
色鮮やかな大きな虹。
お陰で空が美しくカラフルに輝きはじめた。

〜なんだかいいことがありそう〜
自然と笑顔にしてくれる大きな虹は
ふと周りを見渡すと
同じように笑顔の人たちが一杯。

虹の力って凄い。

3月の空は変わりやすくて
急に雪が降ったりなんてこともある。
実際に、去年の今頃は都心で雪がパラつき
寒い1日があったのを覚えている。
何故覚えているのかというと
その日は外出していたから。

きっと家でぬくぬくしている日なら
あ、雪…位にしか感じなかったに違いない。
外出中の私には到底そんな余裕もなく
「大丈夫?帰れる?」そんな焦りがあったはず。

今回の大雨
その日は家に居たから
なんだか恵の雨にも感じたし
空って
その時に居る場所で印象が全く違う。

晴れがいいのか?というとそうでもなく
雲りや雨、雪にだって良さはある。
例えば今回の土砂降りの雨は花粉を流してくれる
そんな利点もあったのだから。

空と言えば
心の空模様も
一つとして同じものはなく
移り変わりも激しい。

スッキリ晴れているとテンションも上がるけれど
晴れてばかりだとエネルギーは消耗し
きっと疲れてしまう。

もしも曇りや雨、時に風が吹いたなら
それがエネルギーチャージのきっかけになるのかも知れない。

天気に関係なく活動しなければならないのなら
雨の中傘をさし
どしゃ降りなら長靴も履いて一歩踏み出せばいい。
傘や長靴のようにきっと助けてくれる人はいる。
その日どこかで安らぎや楽しみを見出せたなら
1日の終わりにはきっと心地よい余韻が残るはず。

もしもその日その空に
少しも楽しみを見出せないのなら
時間の経過とともに
その空の景色が移り変わるのを待てばいい。

のんびり待っている気持ちの余裕がないのなら
いっそのこと違う空の下に行けばいい

同じ空でも場所によって天気は違うもの。
私たちを笑顔にする空の景色は
必ずどこかにあると思う。

皆さんが今見上げている空は
どんな空ですか?

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