今できることを・・・(後編)

前回の続編です。

ベトナムから今度はカンボジアへ移動し、念願のアンコールワットへ到着。
今まで写真でしか観た事が無かった場所に自分が居る感動、本当にすばらしかったです。
ただ・・・その後、感動の気持ちから徐々に切ない気持ちに変わるような光景が私達の視界に入ってきたのです。

アンコールワットの敷地内を歩いている最中に、目の見えない方や足の無い方、腕の無い方・・・幼い子供から大人まで沢山の方がお金を求めて近寄ってくる。改めてここは「カンボジア」だ!と今まで旅行ボケしていた自分の身が引き締りました。

アンコールワットの地で地雷により傷付いた体の持ち主の多くは、なぜか幼い子供達ばかり・・・。現地の方に聞いたところ、傷付いた体を見世物にして親が子供達に物乞いをさせていると聞いてびっくり。戦争は終わったのにまだこの国の中では終わっていないことが沢山あるのだと言う事を目の当たりにしたのです。

地雷で両親を亡くした子供。
体の一部を失くした子供。
銃社会で生きる子供。
貧しい子供。

可哀想で見ていられず、つい近寄ってくる子供達にお金を恵んであげたい・・・
そんな考えが頭に過ぎった時に、ベトナムのおじさんの言葉を思い出しました。
今お金を与えて豊かになっても、それは一時の幸せ。
私たちは日本に帰れるけれど、この子達の生活は変わらない・・・。
あげたい気持ちとあげてはいけない気持ち・・・二つの想いが交差しながらこらえてその場を立ち去った時の辛い気持ちは今でも覚えています。

もう一つ、カンボジアでの出来事、
カンボジアでの滞在初日に日本人ジャーナリストと出会いました。その方からは日本とは違う。5時以降は絶対に表に出てはいけない!と言われ夕方には部屋の中で過ごし・・・そして夜になってその意味がわかったのです。街の至る所から銃声が聞こえ、不安で毎晩悪夢を見てうなされていました。アンコールワットで見た傷ついた子供達、そしてこの環境・・・でもこれが彼らの住む世界。現実の世界なんです。

そして、3週間程の旅を終え、帰国。
帰国後に、私は母へ「この国に産んでくれてありがとう」と涙ぐみながら伝えていました。母には旅をしてちょっとおかしくなったんじゃないの?と笑われてしまいましたが・・・(苦笑)
自分が日本に生まれた事。何不自由なく食事が出来ていること。住むところがあること。周りに家族がいること。目や耳、鼻全てが使えること。命があること。全てに感謝をして一日一日前進してゆかなければ・・・と、それまでの自分とは何かが変わり、一日一日を以前よりも大切に過ごすようになりました。

自分が出来る事は何だろう・・・あの子供達に何かしてあげれることは無いものか・・・と考えましたが、無力です。でも、いつかそんな子供達の役に立つ活動が出来る人になりたい。そう願いながらあれから10数年・・・

そして今回、その第一歩として『Kids
Earth
fund』と言う「子供地球基金」への募金活動を始めました。この団体は、戦争や虐待で心に傷を負った子供達、両親を戦争で亡くした子供達への支援活動を行う場所です。今の私ではまだまだ大きな取り組みは出来ませんが、それでも一歩踏み出したくて参加することに決めました。

ずっと想ってきたことへ、今できることを・・・

現在ヨガスタジオ運営・セラピーやカウンセリングなど沢山の方と接する機会が多い事もあり、皆さんにも是非この活動の存在を知って頂ければと思います。
私の行う『親子ヨガセラピー』においても、この活動を子供達にも知ってもらいたく、子供達の絵が描かれた『kids
Earth
Fund』のチャリティーエコバッグをプレゼントしています。この活動について理解することで、この世に生まれ、命あること、ご家族や周りに支えてくれる方が居る事に日々感謝の気持ちが持てる子供になって欲しいとの願いを込めて・・・。

クーリアでは外部で行うキッズヨガセラピーや、大人のおヨガクラスにおいても、子供達にプレゼントしているチャリティーエコバッグと同じものを購入可能です。ご購入いただく事により、売り上げがこの団体へ贈られます。とってもかわいい絵が描かれたエコバッグ(クーリアのロゴ入りです)を使って、子供達へ一緒に温かい想いを届けませんか?ご購入頂ける方はスタジオにてお申し付けください。

大人の心のケアはもちろん、日本中の子供達、そして世界中の子供達の心をケアしたい。そんなとてつもなく大きな願いですが・・・まずは今できることから。
皆さんにも何かとてつもなく大きな目標や願いはありますか?
それを達成すること、叶えることが出来るかどうかが大切なのではなく、諦めず、今出来る事から一歩ずつ進んでゆくこと。それが大きな力となるのです・・・。

 

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