リストラティブヨガ

『リストラティブヨガ』ヨガを経験された事のある方でもこのリストラティブって何だろう?と言う方が多いかと思います。クーリアのプログラムの中に『アロマリラックスヨガ』がありますが、このプログラムにはリストラティブヨガを取り入れています。

ストレスの多い現代…
休日の使い方は人それぞれ。
せっかくのお休みだからと、ゆったり過ごさず、普段以上に沢山体を動かしてスッキリとリフレッシュ。ストレス発散は出来たけど、お休み明けには体に疲れがどっぷり溜まっているなんて事も…。
逆に、悩みや不安から解放されず、休日を家から一歩も出ずに過ごした場合でもあまり動いていないのに体の疲れが取れていなかったりします。
脳と体は連動しています。健康であるためには心と体両方がエネルギーに満ち溢れていること。それにはきちんと休む事も必要なのです。エネルギーは常に消耗しています。心と体、どちらか一方だけの休息ではなく両方を休める事。それがいいエネルギーの元となるのです。

『リストラティブヨガ』は、「心身の回復」と訳されている言葉。
『ヨガ』と聞いて皆さんが想像するスタイルとは異なるでしょう。
沢山のプロップス(体を補助するための道具)を使い、ゆったりと心地よくプロップスに身を委ねたり、体を倒したり伸ばしている部分にプロップスをあてながら休息する事で、疲れた体、ストレスにさらされた精神面を元の健康な状態導くもの。
意識が体へ向けられ、前屈や開脚が苦手な方でも体の硬い方でもプロップスを使うことで楽に心地よく感じられます。講師は生徒さんの骨格に合わせて状態を確認し、心の底からリラックス出来るように微調整してゆきます。質のいいポーズは長時間保つことができ、意識が体の内側へと向けられたり、心が解放されて体の心地よさだけでなく心と体両方がリラックス…。

アメリカでの『リストラティブヨガ』は、ニューヨークの『9・11』の事件以降、不安やトラウマからくる神経症など、ストレスが原因の病気が多くなり、そんなアメリカの国民に知られ、広く受け入れられてきたそうです。
日本でも…『3・11』の大地震以来、更に余震が続き、人々にストレスや不安・悲しみなど、
精神的にかなりのダメージを与えています。
今の日本にとって、この『リストラティブヨガ』はとても大切なヨガプログラムだと感じている今日この頃・・・。

日々指導してゆく中で、もっと深めたい。と願い、今年の1月から外国人講師、「ドミニカ先生のリストラティブヨガTT」に参加していました。

 

途中、地震で講座が中止になったりしましたが、本日無事に終了。


皆さんで記念撮影!

授業の最後に先生から頂いた学びについての言葉『一個のグラスがあるならば、グラスは水を入れて初めてグラスとして意味をなす。グラスに入った水はどんどん古くなる。古いものを提供するのではなく、いつでも新鮮な水を入れて美味しい水を提供すること。講師も同じ。沢山学び、学びは終わらせることなく常に新しい学びを提供すること。』
私自身、ドミニカ先生から学ぶ前と後では、更に新しい発見や伝えるべきことが加わり、正に新鮮な水がまた注がれました。そしてそれを生徒さんに与えること。
私なりの『リストラティブヨガ』で皆さんの疲れた心と体を癒したいと思います。
アロマリラックスヨガのレッスンを受けられた方の多くは、疲れていないと思っていた心と体が、『私、疲れてたんだ・・・』と感じられ、休息することの大切さを実感され、ご自身の心と体を労わるやさしい気持ちで帰られるようです。
そしてしばらく穏やかにゆったり過ごすことでエネルギーをチャージし、日々健やかに生活されています。ご自身の疲れ具合がわかるのもこのプログラムの魅力。
休息の後に新しい発見が待っているかも知れません。

リストラティブを取り入れているスタジオはまだ少なく、理由の一つにプロップスの数を揃えたり(結構お値段高いんです)、借りているスタジオでは毎回持ち運びが困難なことがあるようです。
クーリアではプロップスだけでなく、小鳥のさえずりが聞こえるお庭や、心地よい香り・・・そして温かい気持ちで皆様を『リストラティブ』致します。

皆さんの心と体は今、両方とも元気ですか?

 

目次