アーユルヴェーダについて

⚫︎Ayurveda
アーユルヴェーダとはサンスクリット語でAyus(アーユス:生命)とVeda(ヴェーダ:科学)を組み合わせた「生命科学」という意味。心と体を整え自然と調和しながら自己治癒力を高める、インド・スリランカ発祥の伝統医学です。西洋医学は症状の治療に焦点を当て、病気を生物学的な視点から理解をするのに対し、アーユルヴェーダは個々の人の健康を維持するためのバランスを重視し、「身体・心・精神」の調和を追求します。つまり、病気になってしまってから治療をすることよりも、病気になりにくい心身を作ること。病気を予防し、健康を維持するという「予防医学」の考え方に立っています。

⚫︎ヨガとアーユルヴェーダの関係性
アーユルヴェーダとヨガは非常に深い関係があり、どちらもインド哲学最古の聖典「ヴェーダ」から派生しています。ヨガは呼吸法や瞑想法などで自分と向き合う「心」の面からアプローチしていくのに対し、アーユルヴェーダは食生活や治療法などの「肉体・精神」の面からアプローチをします。 アーユルヴェーダは「ヴェーダ」の中の特に医学的な部分、ヨガは特に精神修行の部分が切り取られ派生し今日に至ります。

⚫︎ドーシャ
アーユルヴェーダでは、あらゆる身体の現象の基礎には3つの生命エネルギーが働いてい ると考えられ、この生命エネルギーをドーシャ ( 体質 ) と言います。ドーシャとは「不純なもの・病素」という意味を持ち、人の体内には「風・水・火」3つのエレメントに象徴される「ヴァータ・ピッタ・カパ」があり、それらを総称して「トリドーシャ」と呼ばれています。3つのドーシャは互いに日々、時間ごとに変化しているとされ、それらが均等に保たれている状態では健康と位置づけられますが、それぞれのエネルギーのバランスが崩れると病になると考えられています。アーユルヴェーダを実践する上で自分のドーシャを知ることはとても大切なことです。クーリアのアカデミーでは、アーユルヴェーダを実践するためのドーシャ診断やアーユルヴェーダのマッサージ器具「カンサワンド」の使い方を学べる講座を開講しております。