スキンシップについて…
先日観たテレビで興味深い事を伝えていました。
「スキンシップを取らなかった赤ちゃんは育たない・・・」
ちょっと気になったタイトルだったのでその真相をじっくり見届けました。
育たない!?その意味を裏づけるように、ある実験が行われました。
実験の対象は赤ちゃんサル・・・サルを群れから孤立させ、ただただミルクのみを与える。他者はもちろん、母と肌の触れ合いも無くただ十分なミルクを与えられただけのサルはどうなったのか?結果、群の中にサルを戻すと他のサルと順応出来ず怯えてしまい、群れには戻れなかった。
更に遥か昔、ローマの王様が同じようなひどい実験をしました…。
王様は産まれたての人間の赤ちゃんを国中から集め、家来達にミルクだけを与えるように指示。結果…赤ちゃんは皆死んでしまったそうです。(残酷な実験ですね…)
肌と肌の触れ合いが重要視され、現代の産婦人科では未熟児の赤ちゃんに、ママがスキンシップをする時間を設けたりするそうです。そうする事で成長ホルモンが促進、体重の増え方が違うのだそうです。テレビでは最後に、『お子さんを抱きしめてあげてください』『怒らないで笑顔で接して!』と訴えかけていました。なるほど~、即座に近くに居た我が子を『ムギュっ』『ニコニコ~』結果…『ママ痛いですぅ』『ママおかしいねぇ~』って言われちゃいました(苦笑)何だか切ない…。日頃からムギュムギュしているので有り難みがないのか!?まぁそれはさておき、テレビではそうやって簡単に言います。でも実際は日々ママ達を怒らせ、悩ませる事もしばしば…。評論家によってはきちんと叱れ!抱きしめるな!な~んて言う方も。情報が錯乱している世の中。何を信じていいものか…。でも、確かにママがムギュ~ってしてくれて、毎日ニコニコしていたら子供はハッピーかも知れませんね。では、どうしたらそれが出来るのか?
クーリアでは現在、幼い子供との親子のヨガは開催していません。
なぜ?
確かに親子ヨガのお問い合わせは沢山あります。でも、日々一緒に居る時間が長い親子だからこそ、たまには息抜きが必要なんです。ママになると保々24時間営業みたいな生活になります。だからこそ、思い切って託児所や親類などにお願いしてお子様を少しの時間だけでも預けて、1人の女性としてしっかりと心と体へ向き合って欲しいのです。そんな自分だけの時間を持つ事で、お子様への愛情も倍増します。普段密着しているお子様とも、ほんの少しの時間離れるだけで、更に愛おしく感じるのです。レッスンにいらしている子育て中の生徒さんの殆どが、ちょっと叱りすぎてしまった事を悔やんだり…イライラをぶつけてしまった事を反省したり…自分自身の心と触れる事で、気持ちをリセットして穏やかな気持ちで帰られます。そして、帰宅後は、子供や旦那様に優しくなれた…自分自身が穏やかになる事で家族の愛情を感じる事が出来た…子供への愛情が増し、思わず抱きしめた…など。自分自身の時間を持つ事でお子様への愛情、スキンシップが更に増えてゆくのです。
今回観たテレビ番組から、スキンシップの大切さを改めて知ったのはもちろんですが・・・それだけではないと感じます。ただスキンシップを取るだけではなく、そこには本当の心からの愛情も必要だということ。
その愛情を親が子供へ沢山注げるのも自分の軸をしっかり持ってこそ。
まずは大人がしっかりと心と体へ向き合って、安定した心・温かい心で接してゆける心の余裕が必要ですよね・・・。
スキンシップだけでなく、ハートシップも大切に・・・。
★今日、子育て支援サイト「リトル・ママ」から、スタジオ取材がありました。子育て中の、日々育児に忙しく頑張る沢山のママに、クーリアの事を知ってもらえたらいいな・・・。(^^)