ちょうせんする。


日曜日、江ノ島に行ってきました。
久々に車ではなく電車とモノレールで…
表に出てビックリ、かなり暑い…
そして湘南江ノ島駅に到着したら更に暑い。
真夏みたいに太陽がギラギラ。ブーツが蒸れる。

江ノ島まで橋を渡っていると、海で泳ぐ子供達まで発見。
11月後半なのに…何なんだ!?
橋を渡る途中、橋の真ん中辺りで感じた事、「今大地震が来たらどっちに逃げよう…」
私の頭の中では凄くスピーディーに橋を渡りきり、江ノ島の階段を登りギリギリセーフ。
そんな妄想をしながら勝手に「よし!」と気持ちを落ち着かせていました。
どれ位で渡り切れるのかちょっと走ってみようかな~なんて思っちゃったり。
そんな矢先、「ママーおしっこ~。漏れちゃうんですけど~」と緊急事態を告白。
このタイミングで!?いつもぎりぎりで告白するから笑ってはいられません。急げ!
急いでいるつもりだけど、これまた橋が長っ!なかなか橋を渡りきらない(>_<)
なんとか渡りきり、トイレにダッシュ。ギリギリ間に合いました。
これがもし本当に大地震だったら…想像しただけで恐ろしい。

気を取り直して、江ノ島の階段を登り途中でランチタイム。入ったのは『ハルミ食堂』
しらす丼と迷いましたが、今日は「江ノ島丼」を食べました。

私達が入ったお店はこの江ノ島丼の発祥のお店。江の島丼とはサザエの卵とじ。
あつあつで卵もとろん。このお店は気軽に入れてどれも美味しいですオススメ!

さて、お腹も満たされ更に上へ、頂上を目指します。頂上に着くと相変わらず猫がいっぱい。我が子とニャーニャー言いながらなでなでしたり、写真を撮ったり。

我が家は犬派、猫は飼えないので猫を見つけると、ここぞとばかりに触ります(笑)
嫌がる猫も多数・・・すまん!

お次は神社でお参り、「お賽銭100円入れてお願いしようね」と我が子に言うと
「あの~、いい子になりますからお団子を買えますようにお願いします!」とお願い。
あちゃ~っ。「お賽銭入れないでお団子買いなさいよ」と神様から言われそうですが…
我が子のお団子への想いは真剣です。後で買ってあげないと(汗)
叶えるのは神様じゃなくて私!?

頭の中がお団子探しで一杯になりながら再び散策。そんな中・・・
目の前に人だかりを発見!覗くと・・・大道芸でした。
バランスを取りながら高く積み上げられたポールに立つお兄さん。凄い!
そして、これで終わるのかと思いきや「皆さんにお願いがあります」と叫んでる。
あ、もしかしてお金のこと?って思ったら違った。(失礼しました)
「これから、日本の大道芸協会のみならず世界中のパフォーマーがまだ成功していない僕だけが達成した難易度の高い芸をお見せします。ただ…今日は失敗するかも知れない。それでも挑戦してみたいんです。それでも観ていただけますか?」と…。
皆はうなずき彼の挑戦を見守りました。確かに…失敗が繰り返されました。
でも、回を重ねるごとに観客の手拍子は大きくなり、そして観ている子供たちも目が真剣。

我が子も彼が失敗すると外人並のリアクション(笑)本当に真剣な眼差し。
そして…汗だくになりながら「これで最後にします」と言って最後の挑戦。
やった!ほんの一瞬だけど彼は立ちました。

拍手喝采の中終了。
振り返った子供の瞳はキラキラで、「お兄さん頑張ったね」と…。本当によく頑張った。
まさかあんな場所で感動を頂けるとは。
観ていた子供達はもちろん、大人にも何か忘れていた気持ちを沸き立たせてくれたお兄さん。心より感謝です。

ヨガにも難易度の高い、バランスを必要としたポーズがあります。
ポーズは確かに美しく決まると気持ちも満足感を味わえますが…
大切なのは完成度ではなく、挑戦すると言う気持ち。
挑戦して、集中して、その先に感じた気持ち・気付き…それこそがヨガだと思うのです。

失敗したっていい。
挑戦して、全力を尽くす自分がいるならばそれでいいのです。何事も…。

帰り道、眠くて力尽きそうな我が子。そりゃそうだよね・・・
朝10時に出て夕方4時まで一回も抱っこなし。
途中一回階段を登る時に挫折しそうになりましたが、
「足があるなら頑張ろうね」と言うとうなずき、頑張り続けた。
電車の中で熟睡。そしてまた地元の駅から復活。すごい・・・。
歩きながら『楽しかったね!』とにっこり。
大人と同じ時間・同じ距離を分かち合えた喜びを感じているようです。
自分で出来ることは極力自力で。
楽をしないで進む先に、ご褒美のような喜びや感動が待っている。

大人も子供も日々『挑戦』なのです。

一日歩いて夜のお風呂。湯船に浸かっている私の立膝の上に大道芸の真似をして
立とうとする我が子よ・・・『痛いんですけど~(><)』
挑戦するなら安全確保も重要です。とほほ。

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