アニマルセラピー?

先日、金沢自然公園・金沢動物園に行ったのですが…。
娘のお目当てはキリンさんとゾウさん。
私のお目当ては…『ウォンバット』
ウォンテッドじゃないです(笑)
知ってますか?ウォンバット。
これがまたとっても可愛い~のです(*^_^*)むふふ。
ところが、そう簡単にはお顔を拝見できません。なぜならば主に夜活動するらしく、昼間は大体寝ております。今まで何度も訪れていますが…いつも看板の写真しか拝めない。そんなものかと諦めてはみるものの、毎回期待しちゃう。
このウォンバットは穴掘りが得意。普段は昼間寝ているか、掘った穴に潜っているため、お客さんからは『実はウォンバットなんていないんじゃないの?』と、お問い合わせ(苦情?)があるのだとか。その気持ちわかる気が…。
ところが、今回は違う!何やらモゾモゾ動いてる!?駆け足でウォンバットの元へ。なんと穴掘り中だったウォンバットが歩き出した。『わぁ~、おいで~』と必至に呼ぶ娘。
あ、間違えた、私だった(笑)

しばらく待つと…
わ!やった!きたきた~。なんと、ウォンバットちゃんが近くまで来てくれました。感動~。あっと言う間に人だかりが出来て熱気ムンムン。ウォンバットの姿に癒される私。しっかり観察してウォンバットから立ち去ろうとしたら、ウォンバットの説明書きを発見。『僕、ウォンバットのヒロキです。僕は夜が得意なんだ』てな昼寝ばかりのウォンバット君の、苦しい言い訳が書いてありました。しかもヒロキって・・・(笑)

心理学の用語の中で、『リフレーミング』と言うものがあります。
物事を違う角度から捉えて、ネガティブな表現をポジティブな表現に変えることで否定せず受け入れてゆくもの。
正に、このウオンバット君がそれ。『昼間は寝てばかりで駄目な僕。』と思うより、『夜が得意なんだ』と思うと何だか『いいんだこれで!』みたいな気持ちになれます。これは本人だけでなく、例えば家族や友人、同僚などの気になる部分を否定するのではなく、違う見方で短所を長所に変えてあげることも出来るんです。
特に、子育て中のママさん。ついついお子様の短所を否定してしまい、やる気さえも奪ってしまった・・・なんて経験、ないですか?
『リフレーミング』で、自分自身も、周りの方も褒めてあげましょう・・・。

本日、クーリアにご入会された方。『体が硬いので・・・』と心配されていました。でもそんな時、私はこの『リフレーミング』が必要だと思うのです。
ヨガは体が柔らかくないと駄目だと思っている方はとても多いです。
逆に、ヨガの先生は体が柔らかいんでしょうね・・・と思っている方も。
実際は、どちらも『YES』とは答えられません。それが正しいとも言えません。
体が柔らかいと硬い方に比べてポーズが整うまでの間にかかる負荷も違うし、ヨガのポーズは『完成』が目的ではなく、そこに行くまでの意識の向け方など・・・
ポーズに正解は無いと感じます。じゃあ私たち指導者はいらない??いいえ。
私たち指導者は生徒さんがポーズを取りながら頭の中でグレーになっている部分をクリアにしたり、新しい発見を与えること。それに、ポーズの深め方を伝えたり、生徒さんが体を痛めないように安全にヨガを楽しむお手伝い役です。指導する側も、ある意味体が硬い時期を経験しないと硬い方の気持ちが解り辛いのです。

それぞれの骨格や柔軟さにより、出来る事や心地いいとの感じ方も違います。
体が硬い方なら柔らかい方よりも一層、ヨガを始めたご自身の心と体の変化を感じられるのではないでしょうか?
もしもあなたが、『体が硬いけどヨガをやってみたい!』と感じたら。
その気持ち自体が、自分の心と体へ向き合ってみようとご自身を大切に労わり始めた証です。勇気を出して苦手を克服する。そんな自分自身を褒めてあげてくださいね。

夜の得意な?ウオンバット君・・・
昼間はかなり眠いんでしょうね(笑)
次回は『おいで~』と叫ぶより
『ね~むれ~』と子守唄でも歌ってあげます。

皆さんも是非是非、ウオンバット君のお昼寝姿を観にいってあげてくださいね。
モコモコしてて癒されます・・・。うふ。

★ウオンバットとは?(参考資料:金沢自然公園・金沢動物園HP)
ユーカリ林、沿岸低木林、ヒース地帯などに生息し、単独で生活する。前肢と後肢を巧みに使い長いトンネルを掘る。夏の暑い時期は、昼間はトンネルの中で過ごし、夜間はトンネルから出て行動する。冬の寒い時期には、日光浴のために昼間でも穴の外に出る。草食性で、草や低木の根、樹皮、きのこ類などを食べる。有袋類で、メスの腹面には育児嚢(子供を育てるための袋)がある。

 

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