夢の国の危機管理

ディズニーランドから帰宅して
10歳ほど一気に老けた感じの・・・
遊び疲れたChaiです(笑)

天候にも恵まれ、道路もかなり空いていた日曜日。港南台から車で行きも帰りも45分間と言う短い運転時間でした。しかも、到着してみたらいつも沢山の来場者で混んでいるディズニーランドが珍しく空いていたんです。一番人気のアトラクションでさえ待ち時間は40分程度。これには嬉しさと同時に、なぜ?なぜ?と疑問が。だって、ゴールデンウイーク最終日とは言え、普段なら平日でも混んでいるのに・・・不思議。

しばらくして気付きました。もしかして日本人しかいない!?以前は中国人や韓国人を沢山見かけましたが、今日は一人も見かけていない。だからなのかな・・・。そう言えば観光客がほとんど日本に来ていないってニュースで流れていたっけ。もしそうだとしたら、かなり売り上げにも影響しているんじゃないかな・・・。

まあ、それはさておきとにかく空いているディズニーを満喫。
今回は空いていたのでアトラクションも乗りまくり!と言いたいところですが、娘はまだまだ臆病な3歳児。乗れる物にも限りがある。パレード観賞を中心に、アトラクションは「キャプテンEO」「モンスターズインク」「ピーターパン」「ジャングルクルーズ」「船(なんとか号?)」「汽車(これも名前忘れた)」「イッツアスモールワールド」「魅惑のチキルーム」と、こんな感じ。今日は子供のペースに合わせて、ベンチでゆったり休憩しながらのんびりディズニーを楽しんできました。日陰に入るとそよ風が心地よく、海外旅行に来ているみたいな感覚。画像は休憩中。お船に手を振る我が子。大好きなポップコーンも食べて、とっても満足なご様子です。

帰宅後、テレビを点けたら『地震後7万人の命守った危機対応
3.11
ディズニーの真実』と言うタイトルでニュースが流れていました。
その映像は夢の国で遊ぶ人々の、大地震に怯える姿。ところが、ミッキーや数々のキャラクター達が着ぐるみを脱いで逃げ惑うでもなく(笑)それどころかディズニーのスタッフは誰一人として慌てることなく揺れている最中も敏速に対応する姿が映っていました。娘も大好きなダフィーの大きなぬいぐるみ。それを瞬時に防災頭巾代わりに来場者に配ったり、お土産のお菓子を無制限に配ったり・・・そして、ディズニーと言うと完全にファンタジーの世界。裏方を絶対に見せないはずが、ゴミ袋やダンボールを配って寒さを凌ぐ材料として来場者に手渡す姿は「え?いいの?」と言う感じでしたが、緊急の時はファンタジーなんて言っていられない!と言う、ある部分で開き直りながら、人として今何をすべきかがきちんと行動に現れていました。もちろん、その後はディズニーらしいファンタジーの世界観を崩さないようなスタッフの素晴らしい表現力でお客様を大切にケアしていたようです。改めて、ディズニーが愛されている理由がわかります。ディズニーでは、年間180回の防災訓練を行っているそうです。その防災訓練も、震度6以上、来場者10万人を想定しているのだとか。ただの防災訓練ではなく、明確に、最悪の事態を想定しての防災訓練をしていたディズニーにとって、今回の地震は想定の範囲内だったのです。スタッフには「全てはゲストの安全と安心のため」との概念でスタッフ自らが出来る事を考え、行動してお客様を守るように教育されているのだそうです。私は、ディズニーほどの組織の事だから、完全にマニュアルがあるのだと思っていました。でも、違った。いざと言う時、ある程度のマニュアルは必要でも、その通りになるとは限りません。だって、皆が未体験のことだから。そんな時はやはり一人一人の考え方、アイデアで対応し、それが例え企業側に損害があったとしても広い心で受け止められるトップがいることが大切なのかも知れません。さすがディズニー。地震後、液状化現象の映像が流れ、ディズニーに遊びに行く方が減ってしまったのかも知れませんが、私は逆に安全なのではないかと思いました。地震の時、ディズニーで1晩過ごした人々からは、「自分たちはもちろん、スタッフの方も同じ地震に遭われたのに、嫌な顔一つ見せず、とても親切で心強かった。感謝の気持ちで一杯です」との言葉が贈られていました。ディズニーはやっぱり夢の国。夢の国にふさわしいスタッフを揃えている!と言うよりも、きっと働いているとそんな素敵な意識が強くなれる職場なんでしょうね。ほんと素敵です。

外国人観光客が減ってしまった東京ディズニーランド。
早く日本の安全性が示され、また以前のように沢山の外国人が訪れるようになるといいな。

娘も、そして大人の私も大好きなディズニーランド。
私が小学生の頃にオープンしましたが、その頃の衝撃は忘れません。
夢の世界が現実になったような場所。そんな素敵な場所が出来たんだよ!と日本中が大騒ぎしていたのを覚えています。あれから25年・・・最近は多くのレジャースポットがクローズしてしまい、遊園地もかなり減ってしまったように思えます。
今の子供達にも、もっと沢山の素敵な夢を、ワクワクするような場所を。ディズニーの世界のような未来がこの先にありますように。もっと沢山そんな場所ができますように。そう強く願っています。

『危機管理』
日頃からある程度想定して準備しないと!ですね。
皆さんの危機管理体制はいかがでしょうか?
そして、危機管理だけでなく、広く柔軟な心も必要ですね・・・。
その部分、クーリアで強化しませんか???

 

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