話せる時に…聞ける時に…

nekoneko

 

伝えたいことがある
聞きたいことがある

そんな想いを胸に抱いても
今はやめておこう
また今度にしよう
そう気持ちを切り替え言葉を出さない時がある。

3・11
4年前に起きた震災

今日で丸4年が経ち
あの頃から大切にしていることがある。
それが…
『話せる時に話すこと。聞ける時に聞くこと。』

当時引っ切り無しに流れていた震災番組。
その中で、一人の女子高生がカメラの前で語っていたこと、
それが私の心に深く刻まれている。

その女子高生はあの日あの時
海沿いをお母さんと歩いていた。
進路のことで喧嘩しながら…。
お母さんが一生懸命話かけるも彼女は無視。
お母さんの前をすたすたと足早に歩く。
心の中では言いたい事が沢山あったのに…。

そんな矢先、目の前の世界が揺れ
大きな津波が迫っていたことに気付かず
その後彼女の背後を津波が襲い
振り返った時、後ろには誰も居ない。。
津波はお母さんを一瞬にしてさらって行ってしまった。

この女子高生がこの話の後にカメラの前で語ったこと
それは…
『当たり前のような日常が一瞬にして失われ、今となってはお母さんに言い返すことも出来ない。言いたいこと、聞いて欲しいこと、聞きたいことが沢山あったのに。もう遅いんです。だから、皆さんも後悔しないように…話せる時に話してください。聞ける時に聞いてください。私みたいに後悔しないように。』と…泣きながらカメラの向こうの私たちに想いを伝えてくれました。

この映像を観た後
『話せる時に…聞ける時に…』
その言葉と改めて向き合い
毎日を丁寧に生き、想いや言葉を大切に
日々人と関われることの有り難さを決して忘れてはいけないと
私の心に深く刻まれてゆきました。

その人の人生に起きる様々な試練
人の数だけそれは違う。

『試練』はそれを乗り越えることが出来る人に与えられると言われ
そうは言ってもなぜ自分だけ?とその意味を問う時が誰にでもある。

意味があるのだとしたら
それはきっと…
周りの人が同じ苦しみを味わわないように
その経験や想いを伝えること。

自分自身の体験談や心にある自分の想い
家族や友達、周りの人々に伝えられることが沢山ある。
その言葉が誰かの心に深く刻まれ
人生を丁寧に生きる糧となるならば
利き手だけでなく
話し手にとってもそれは未来を生きる糧となる。

全てのことが当たり前ではない『今日』『今』『この瞬間』

女子高生が涙ながらに語ってくれた姿に
心から感謝と共に
震災で犠牲になった方々の命
辛い経験をされた方々の想いや言葉を無駄にしないために
私たち命ある者が日々を丁寧に生きること。

そして『話せる時に…聞ける時に…』
振り返った後、後悔しないように
日々、周りの愛する人たちとのコミュニケーションを大切に。
これが今、私自身がこの場で話したいこと…。

皆さんの心にある想い。
きちんと言葉にしていますか?
その言葉はきっと、誰かの未来を輝かせる糧となる。

 

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