10代の頃からず~っと言われ続けて無視?してきた『親知らず』
今まで人前に出る仕事が多かった為、顔が腫れたりして長くお休みすることが出来ず、ず~っと放置してきました。放置してきたもう一つの理由に、私の親知らずは斜め下に向かって生えています。その為血管を圧迫、普通の歯医者さんでは抜くことが不可能なので、大きな病院の口腔外科での入院が必要だと言うこと。紹介状を何度も書いて頂いていたにも関わらず、全て無視(笑)
そんな私がこの度やっと抜く事を決意。(たかが親知らずですが…)今なら皆様のご協力により長くお休みが頂けると思い、ご迷惑をお掛けしてしまいますがご好意に甘えてしまいます。そんな訳で夏休みに10日程レッスンをお休み。今からドキドキです。
レッスンにいらした生徒さんへ告知をする度に、皆さんそれぞれの親知らずを抜いた時の思い出や、歯医者さんへの嫌~なイメージを語って下さいます。
実は私、歯医者さんが好きなんです。このセリフを聞くと、殆どの方はマジですか?と言う表情を見せます。大体の方は音がダメ。恐怖心がある…。と言うのですが、確かに…。
私は何で歯医者さんが好きなんだろう?と考えてみました。
私が小学生の頃にお世話になった歯医者さん。そこはとってもガンコな気難しい先生で、怖いイメージ。住宅街の中にあり、ドアを開けるとシーンとしていて、受付の方に席を案内してもらい、先生が出てくるまで10分~15分はかかります。気まぐれな方なんです。そして、治療が始まると更に緊迫した雰囲気に。受付の方と先生の折り合いが悪く、受付の方が先生に話しかけるとまるでケンカのようになるんです。室内には音楽も流れていなくて、し~んと静まり返る中、時計の刻む音まで聞こえてくる・・・。
先生自体の腕は確かで、某有名病院を定年で辞めて独立し、のんびり開業していた方。腕は確かだけど、そんな緊迫感に大人は耐えられず患者さんもまばら。私は家から近い事もあり、ずっとそこにお世話になっていました。運良く?悪く?ガンコな先生に気に入られ、私が行くと私に対してはとても優しかった先生。それも何だかんだ通っていた理由の一つです。乳歯がぬけ始めた頃、『抜けるのを待つよりもポンポン抜いた方が歯並びが悪くならないよ』と言われ、なすがまま?に行く度に二本づつ抜かれる日々。不安や恐怖心を抱いたりしている暇もない程。そんな先生のお陰で確かに歯並びはいつも誉められ、嬉しかった。歯に関してはかなり感謝しています。
そして大人になり、その歯医者さんはとうとう閉まってしまいました。そんな訳で他の歯医者さんへ行ってみることに…。すると、『うそ~っ』って位に受付の方も優しく、待合室には人も沢山居て賑やか、雰囲気もいい、先生も沢山、すぐに現れる…。ってこれが普通なんですけどね(笑)あまりの違いにビックリ。皆が怖がる、あのキ~ンとした機械音も、私の味わっていた緊迫感に比べたら音楽みたいに聞こえちゃいます。昔からポンポン歯を抜かれてきた私にとっては削る位なんのその。ある意味…エステに来たかのような感覚に。
そして、未だに歯医者さんに行くと治療中に寝てしまい怒られます(笑)ベッドの角度も心地良くて…最高。と、まぁこんな理由で珍しく歯医者さんが好きな私です。
ヨガの時もレッスンの最後にシャバアーサナ(仰向けになる休息のポーズ)があります。日常の慌ただしさから解放されて、普段は活動している時間帯に休息を取る事で瞑想状態で深いリラックスへと入ってゆきます。普段の緊張感やストレスから解放されて心地よく感じるんです。
私の歯医者さんへの意識はそんな感覚。緊迫した環境での治療を体験していたからこそ今の歯医者さんが心地よく感じる。普段、人に癒やしを与える仕事だからこそたまに仰向けで先生に治療して頂く事が心地よく感じてしまうんです。
皆さんも日々頑張っているからこそ、ヨガでご自身と向き合うひと時が心地よいのではないでしょうか?
歯医者さんは最近更に居心地のいい所が増えています。歯医者さんに恐怖心のある方にも気軽に来て欲しいとの配慮を感じます。
クーリアの想いも同じ、体を動かす事が苦手な方にも不安な方にも体を動かす事の心地よさを感じて頂きたい、心と体のメンテナンスを忘れないで頂きたい、そんな想いで心と体へ向き合う心地よさ、楽しさを感じながらレッスンの最後には最高の休息を味わって頂きたいと思います。
8月は10日間もお休みをしてしまいますが…
皆様にはお休み明けのレッスンで、ご自身と向き合う事の必要性を改めて感じて頂ければと思います。『なくてもいいや~』なんて思わないで待っていてくださいね~(>
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アンパンマンのように顔を腫らせながら(笑)いいエネルギーをチャージしておきます!