アロマテラピーを楽しむ上で
一番よく知られている香りと言えば
「ラベンダー」
レッスン中にラベンダーのお話をすると
「え?ラベンダーって1種類じゃないんですか?」
と、ビックリされます。
なので、今回はそんなお話を♪
日本で一番流通しているラベンダーは
「真正ラベンダー」(純正ラベンダー)と呼ばれ
フランス産やブルガリア産のラベンダーのことを言います。
とは言え、全てがそうとは限らないので、購入する際には
ボトルの裏にLavendura oficialisまたは
L.angustifolia,L.veraと学名の記載がありますので
そのあたりをチェックしてみて下さいね。
ラベンダーは駆虫効果があり、す〜っとする
「カンファー」と言う成分を含有しますが、
真正ラベンダーは標高の高い場所で栽培されていて
駆虫が必要ないため、カンファーが少なくなります。
そのため、シンプルで純粋な美しい香りがするのです。
「真正ラベンダー」と言う商品名で売られている物は
「亜種」ではないとしっかり示すためにメーカーが付けています。
(※ 亜種とは、種として分類するほどではないが、
基本的な種とはかなり違いがあるものを示します。)
逆に標高の低いところで育ったラベンダーは
カンファーを多く含む「スパイクラベンダー」と呼ばれ
スッキリとした香りになります。
皆様の好みにもよりますが
私は芳香浴にはスパイクラベンダーが好きです。
リラックスするようなスッキリするような
絶妙なバランスがいいのです。
ちなみに、「ラバンジン」「ラバンディン」と呼ばれる精油は
フレンチラベンダーとスパイクラベンダーを混ぜた交雑(交配)種です。
香りが強く採取量も多いので安価なのですが
精油の持つ治癒力は真正ラベンダーに劣ると言われています。
香りはと言うと、ラベンダーのちょっと薬草っぽい香り?
う〜ん、やっぱり言葉だけでは香りが伝わりにくいですよね。
沢山の種類をお取り扱いしているアロマショップで
ラベンダーを色々と嗅ぎ分けてみるのもなかなか楽しいものですよ。
〜ラベンダーは万能の精油〜
鎮静・抗菌・殺菌・防腐・抗炎症・抗うつ・鎮痛などなど
沢山の嬉しい作用を持ちます。
風邪を引きやすい時期、風邪は引き始めが勝負とも言われています。
長引かせないためにも抗菌・殺菌・抗炎症作用のある精油で早めの風邪対策を♪
マグカップにお湯を入れて、精油を1滴垂らして蒸気吸入もオススメです。