心のお花見


少しづつ・・・
春が近づいて来ていますね。
この時期は春のお知らせを至る所で感じる時。
クーリアの梅の木も美しいピンク色の花を咲かせています。
30年の時を経ているこのお庭、年を重ねるごとに美しさが増してゆく。

新しいものには新しいなりの、古いものには古いなりの良さがあります。
古いものの良さはそこに至るまでのお手入れの仕方で輝きは変わる。
京都や鎌倉、日本にある沢山の歴史建造物、
それは今まで沢山の人の手でお手入れされ、守られ、
そこに新しいものでは手に入れることの出来ない美しさが宿る。
新しいものには人気がある。でも、それはほんのひと時かも知れない。
それでも大切に扱えば・・・
古くなればなるほどそこに人に注目され、沢山の人で賑わう。

スタジオ前の梅の木も・・・
ずっと注目されてきた訳ではなく忘れられていた時もありました。
数年前、この場所をスタジオにするためリニューアル。
お庭はずっと変わり続けることなくここに存在していたのに
スタジオを運営しながらヨガの生徒さんやここを訪れる方々に注目され
ここ数年で以前より更に美しく咲くようになった梅の木。

30回以上も春を迎え、同じ春でもその時その時で状況は違い
それでもずっとここにある。
花を咲かせなくても美しい姿の梅の木。
それでも変わらずに毎年咲き続けるのは誰かに見て欲しいから?
誰も観ていなくても咲き続けるの?なぜ咲き続けるの?
その答えは梅の木の中にある。

レッスン後、梅の木をぼんやり眺めて感じること・・・
どんなに辛く悲しい時も、例え孤独を感じる時があっても、
そこにあり続けることでいつかまたきっと誰かに見てもらえる。
花を咲かせるも咲かせなくも、それは自分次第。
その花を咲かせることの意味は自分の中にある。
花はただでは咲かない。
咲くには厳しい季節を乗り越えたからこその花。

移り変わる季節の中で、いつかのあの日を思いだし
今微笑んでいられるのはそこにあり続けたから。
時に暑い夏の太陽も、冬の寒さも厳しさも・・・
上を向いて笑い続けた気がします。
そして今・・・厳しかった季節にも感謝。

今の自分が一番幸せなのか?
今まで歩んできた道が正解なのか?
それはわからないけど
少なくとも、今梅の木の前で素直に微笑んでいる自分がいる。
今も心に花が咲いている。それだけで十分なのです。

忙しい毎日の中で、こうやってふと立ち止まってみる
立ち止まると気付く、今まで気付かなかった心の花に気付けるかも知れません。

皆さんの心の中には今どれだけの花が咲いているのでしょうか?
遅咲き、早咲き、咲きかたも色々。
立ち止まり心のお花見しませんか?

~お知らせ~
●クーリアのパンフレットがリニューアルされました。
ご希望の方に郵送致します。お気軽にお問合わせくださいませ(*^_^*)

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